かし‐ぐら【河岸蔵/河岸倉】
河岸に建っている倉庫。「色の湊(みなと)に情けの—」〈人・梅児誉美・三〉
かし‐ばた【河岸端】
川のほとり。かしっぷち。
かし‐みせ【河岸見世】
江戸、新吉原にあった格式の低い遊女屋。遊郭周囲のお歯黒どぶに沿って、東西の河岸にあったところからいう。小格子(こごうし)。
かし‐やく【河岸役】
江戸時代、河岸の船着き場で問屋営業を許された者が納めた税。
か‐しゅう【河州】
河内(かわち)国の異称。
か‐しょう【河床】
川の底の地盤。かわどこ。
か‐しょく【河食/河蝕】
川の流れが、川底や川岸を浸食する作用。
河岸(かし)を変(か)・える
飲食・遊びや稼ぎなどの場所を変える。「—・えて飲み直す」
か‐しん【河心】
河幅の中ほど。「舟が—に出る」
か‐しん【河津】
河岸にある港。また、河の渡し場。