いり‐ざけ【煎り酒】
1 酒を煮立て、アルコール分を飛ばしたもの。調味用。 2 酒に醤油・鰹節(かつおぶし)・梅干しなどを入れて煮つめたもの。刺身・酢の物などに用いる。
いり‐つ・ける【煎り付ける/炒り付ける】
[動カ下一][文]いりつ・く[カ下二]水気のなくなるまで煮つめる。また、音声や情景などを耳や目にこびりつかせることにたとえる。「卵を—・ける」「—・ける様な油蝉の声が」〈長塚・土〉
いり‐とり【煎り鶏/炒り鳥】
《「いりどり」とも》鶏肉とニンジン・ゴボウ・レンコン・シイタケなどを油でいためてから甘辛く煮た料理。
いり‐に【煎り煮/炒り煮】
おから・卵などを、油を使わずに煎ってから煮ること。また、その料理。
いり‐もの【煎り物/炒り物】
1 肉類・野菜などを煎りつけたもの。または、油でいためたもの。 2 豆・麦・米などを煎ったもの。煎り米・煎り豆など。
い・る【煎る/炒る/熬る】
[動ラ五(四)]火にかけて、水気がなくなるまで煮つめる。また、鍋などに入れて火であぶる。「豆を—・る」 [補説]「煎」は火で熱し焦がす、「炒」は鍋などで熱し焦がす、油でいためる、「熬」は焦がす、...
いわい‐づき【祝月/斎月】
《特に斎(い)み慎む月と考えられたところから》1月・5月・9月の称。その月の1日には、身なりを整えて祝ったり、社寺へ参ったりした。「とりわけ—、鬢付け、元結をととのへ、人交りもしたからう」〈浄・...
いわ・える【結わえる】
[動ア下一][文]いは・へる[ハ下一]「ゆわえる」の音変化。「油揚の胴を干瓢で—・えた稲荷鮨の恰好に似たもの」〈漱石・道草〉
いわからみずをだすモーセ【岩から水を出すモーセ】
《原題、(イタリア)Mosè fa scaturire l'acqua dalla roccia》ティントレットの絵画。カンバスに油彩。縦550センチ、横520センチ。旧約聖書「民数記」より、モ...
いわくに【岩国】
山口県東部の市。瀬戸内海に面する。もと吉川(きっかわ)氏の城下町、明治以後は繊維工業地として発展。臨海地帯は第二次大戦後、石油化学コンビナートが成立。錦川に錦帯橋が架かる。天然記念物シロヘビの生...