しゃくとう‐え【積塔会】
陰暦2月16日に、検校(けんぎょう)・勾当(こうとう)・座頭などの盲人が、京都高倉綾小路の清聚庵(せいじゅあん)に集まり、盲人の守り神である雨夜尊(あまよのみこと)を祭って酒宴を催し、平曲を語っ...
しゃ‐ちょう【赦帳】
江戸時代、寛永寺または増上寺で幕府が大法会を行うとき、受刑者の親類から両寺に赦免願いを提出し、両寺がその人名や申し出事項を記載して寺社奉行に提出した帳簿。赦免すべき者に対しては、法会の場に召し出...
しゅ‐がさ【朱傘】
地紙を朱色に染めた長柄の差し傘。戸外の法会や儀式などで、導師などに後ろから差しかざして日よけ用とする。また、室町時代には貴人にも用いた。しゅがらかさ。
しゅしょう‐え【修正会】
毎年正月に諸宗の寺院で行われる法会。その年の吉祥を祈るもの。すしょうえ。
しゅにがつ‐え【修二月会】
陰暦2月に行われる法会。奈良東大寺で陰暦2月1日から14日まで(現在は3月)行うものが有名で、お水取りはその13日の儀式。修二会(しゅにえ)。
しょう‐ぎ【証義】
1 最勝会・法華会・維摩会(ゆいまえ)などの法会の論義問答である竪義(りゅうぎ)で、解答の可否を批判し判定する役。証誠(しょうじょう)。証義者。 2 経典翻訳のとき、訳語の可否を判定する役。
しょう‐ぎょうじ【小行事/少行事】
法会などで、大行事を助けて寺務をつかさどる僧職。
しょう‐そう【請僧】
法会(ほうえ)などに僧を招くこと。また、招かれた僧。「—みな威儀いつくしうして参りたる」〈栄花・玉の飾り〉
しょうどう‐し【唱導師】
1 説経をして人々を仏道に導く人。 2 法会で、進行の中心となり、先んじて読経し、他の僧を導く僧。導師。
しょうりょう‐え【精霊会】
1 ⇒盂蘭盆(うらぼん) 2 (「聖霊会」と書く)陰暦2月22日の聖徳太子の忌日に、法隆寺・四天王寺などで行われる法会。現在は4月12日に行われる。上宮太子会。《季 春》