あわゆき‐かん【泡雪羹】
泡立てた卵白に砂糖と香料を加え、寒天で固めたようかん。
あわゆき‐そば【泡雪蕎麦】
泡立てた卵白を加えたそばつゆを注ぎかけた、かけそば。
あわゆき‐たまご【泡雪卵】
泡立てた卵白を煮立ったすまし汁に流し込んだ料理。
あわゆき‐どうふ【泡雪豆腐】
泡雪のようにやわらかく作った豆腐。また、それに葛餡(くずあん)をかけた料理。江戸中期に両国の料理屋で売り出した。
あわゆき‐むし【泡雪蒸(し)】
白身魚の切り身に泡立てた卵白をかけて蒸し、だし、または葛餡(くずあん)をかけた料理。
泡(あわ)を食(く)・う
驚きあわてる。「—・って逃げ出す」
泡(あわ)を吹(ふ)か・す
人を驚かし、あわてさせる。「平家に泡吹かせ、源氏一統の御代となし」〈浄・女護島〉
うた‐かた【泡沫】
《「うたがた」とも》 1 水面に浮かぶ泡(あわ)。「—の如(ごと)く消える」 2 はかなく消えやすいもののたとえ。「—の恋」「—の夢」 [補説]書名別項。→うたかた
うたかた‐びと【泡沫人】
はかなく消えてゆく人。人の命や出会いのむなしさを泡(あわ)にたとえていう語。多く愛人や妻についていう。「絶えず流るる水の泡、—は恙(つつが)なく、ありやなしやと」〈松の葉・四〉
ほう【泡】
[常用漢字] [音]ホウ(ハウ)(漢) [訓]あわ あぶく 〈ホウ〉空気を包んだ水の玉。あわ。「泡影・泡沫(ほうまつ)/気泡・水泡・発泡」 〈あわ〉「泡盛(あわもり)・泡雪/一泡」 [難読]...