あらい‐ぐま【洗熊/浣熊】
食肉目アライグマ科の哺乳類。タヌキに似るが、尾に黒の輪模様がある。木登りがうまく、巣は木の洞につくる。名称は、水辺で食物を探すしぐさが、手を洗う姿に似ることから。南北アメリカの森林地帯に分布。
あらい‐こ【洗い粉】
物の汚れを洗い落とすために使う粉。近世、米ぬかなどが広く用いられ、明治以後は、小麦粉などに石鹸(せっけん)・硼酸(ほうさん)・重曹などを混ぜたものが用いられた。
あらい‐ごい【洗い鯉】
コイの洗い。《季 夏》
あらい‐ざらい【洗い浚い】
[副]残したり隠したりせず、すべてを出すさま。何から何まで全部。残らず。「やったことを—話す」
あらい‐ざらし【洗い晒し】
何度も洗ったため、衣類などの染色が薄れて、白っぽくなること。また、その衣類。「—のジーパン」
あらい‐ざら・す【洗い晒す】
[動サ五(四)]何度も洗って染め色が薄くなる。「—・したTシャツ」
あらい‐しゅ【洗い朱】
《「あらいじゅ」とも》 1 黄みを帯びた、丹色(にいろ)に近い朱。 2 いくらかの朱をまぜた漆で塗り、刷毛目(はけめ)をつけた漆器。
あらい‐すすぎ【洗い濯ぎ】
洗ってすすぐこと。洗濯。
あらい‐ず【洗い酢】
魚介の肉を洗ったり、下味をつけたりするのに使う場合の酢。下酢。捨て酢。
あらい‐ぜき【洗い堰】
川をせき止め、その上を水があふれて流れるようにしたもの。川の水量を適当に保ち、または、流れを変えたり、取水口としたりするために築く。