うち‐ぐり【内刳り】
木彫り、特に木彫仏の造像技法の一。内部をくりぬき、空洞にすること。木が乾燥して割れるのを防ぐ効果がある。
うつお【空/虚/洞】
1 中がからになっていること。また、そのようなもの。うつろ。うろ。「この唐櫃(からびつ)をこそ心にくく思ひつれども、これも—にて物なかりけり」〈今昔・二九・一二〉 2 岩や樹木にできた空洞。ほら...
うつお‐ぎ【空木】
中が腐って、空洞になった木。うつろぎ。「わが居たる—の前に」〈宇治拾遺・一〉
うつほものがたり【宇津保物語】
《「うつぼものがたり」とも》平安中期の物語。20巻。作者未詳。源順(みなもとのしたごう)とする説もある。村上天皇のころから円融天皇のころに成立か。4代にわたる琴(きん)の名人一家の繁栄と、多くの...
うつろ【空ろ/虚ろ】
[名・形動] 1 (「洞ろ」とも書く)内部がからであること。また、そのさま。空洞。うろ。からっぽ。「中は—になっている巨木」 2 心が虚脱状態であること。また、そのさま。表情などに生気のないさま...
うど‐じんぐう【鵜戸神宮】
宮崎県日南市にある神社。旧官幣大社。主祭神は彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)。他に五神を祭る。海岸の洞窟内に社殿がある。鵜戸権現。
うなり‐ごま【唸り独楽】
回るとき、うなるような音が出る仕掛けのこま。胴体を竹や薄い金属などで中を空洞にして作り、ところどころに小さな穴をあけておく。とうごま。ごんごんごま。
憂(うれ)えを掃(はら)う玉帚(たまははき)
《蘇軾「洞庭春色詩」から》飲むと嫌な事が忘れられることから、酒の美称。
うろ【虚/空/洞】
内部が空になっているところ。うつろ。ほら。空洞。「古木の—」
ウンタースベルク【Untersberg】
ドイツとオーストリアの国境にある山。ドイツのベルヒテスガーデンとオーストリアのザルツブルクの間に位置する。標高1973メートル。主に石灰岩からなり、良質な大理石の石材を産する。カルスト地形では数...