つがる‐ぬり【津軽塗】
弘前市を中心に産する漆器。中塗りの上に、漆に卵白やゼラチンなどをまぜ、へらや刷毛(はけ)を用いて文様を表す絞漆(しぼうるし)法で凹凸を作ったあと、各種の色漆を塗り重ね、独特の砥石(といし)で雲形...
つがるののづら【津軽の野づら】
深田久弥の短編小説。昭和4年(1929)発表。同作を表題作とする作品集は、昭和10年(1935)の刊行。
つがる‐はんとう【津軽半島】
青森県西部の半島。東は陸奥(むつ)湾を隔てて下北半島に対し、北は津軽海峡を隔てて北海道の松前半島に対する。
つがる‐ふじ【津軽富士】
岩木山の異称。
つがるふじみ‐こ【津軽富士見湖】
青森県西部、岩木山麓北東にある人造湖。正称は廻堰(まわりぜき)大溜池で、江戸時代前期に農業用の溜池として造られたもの。岩木山(津軽富士)の見晴らしがよいため、この名がついた。
つがる‐へいや【津軽平野】
青森県西部の岩木川流域の平野。弘前市が中心都市。米・リンゴの産地。
つがる‐やき【津軽焼】
弘前市付近から産する茶器や雑器などの陶器。文化年間(1804〜1818)に始まる。悪戸焼(あくどやき)。
つがる‐やまうた【津軽山唄】
津軽地方の民謡。もと、木こりの仕事歌。座敷歌として尺八の伴奏で歌うことが多い。
つがるよされぶし【津軽世去れ節】
長部日出雄の小説。津軽地方の民謡歌手、嘉瀬(かせ)の桃(もも)をモデルとした作品。昭和47年(1972)発表。昭和48年(1973)、「津軽じょんから節」とあわせ第69回直木賞受賞。