しゅう【州/洲】
[名] 1 米国・オーストラリアなどの連邦国家を構成する行政区画。「—の法律」「—政府」 2 日本で古くから用いた地域単位としての国(くに)。「甲州」「上州」など。 3 古代中国の行政区画の一...
しゅう【洲】
[人名用漢字] [音]シュウ(シウ)(漢) [訓]す 1 す。なかす。「洲嶼(しゅうしょ)」 2 大陸。「欧洲」 [補説]「州」と通用。 [名のり]くに
しゅう‐しょ【州嶼/洲嶼】
州(す)と島。
しゅう‐しょ【州渚/洲渚】
州(す)の水際。
す【州/洲】
川・湖・海の底に土砂がたまって高くなり水面上に現れたもの。河口付近などの比較的浅い場所にできる。「中—」「砂—」「三角—」
す‐さき【洲崎】
《「すざき」とも》 1 州が海中または河中に長く突き出て岬のようになった所。「—にさはぐ千鳥の声は」〈平家・八〉 2 1の形の模様。「萌黄色に染鹿子の—」〈浮・胸算用・五〉
すさき【洲崎】
東京都江東区の旧地名。木場の東隣で、元禄年間(1688〜1704)に埋め立てられ、弁天社ができた。明治21年(1888)根津から遊郭が移転し発展。
すさきパラダイス【洲崎パラダイス】
芝木好子の短編小説。赤線とよばれた戦後下町の歓楽街に生きる人々の姿を描く。同作を表題作とする短編集は昭和30年(1955)刊。昭和31年(1956)川島雄三監督により「洲崎パラダイス赤信号」の題...
すさき‐み【洲崎廻】
《「み」は湾曲した所の意》州崎のあたり。「この—に鶴(たづ)鳴くべしや」〈万・七一〉
す‐ながし【州流し/洲流し】
1 砂浜の波跡や水の流れを連想させる文様。州流れ。 2 旗や幕などに、州浜(すはま)の模様を染め抜いた紋。