まい・す【参す】
[動サ下二]《「まいらす」の音変化》 1 「与える」「やる」の意の謙譲語。さしあげる。進上する。「君に—・せう、京絵描いたる扇を」〈田植草紙〉 2 (補助動詞)動詞の連用形に付いて、その動作をし...
まい・ず【参出】
[動ダ下二]《上一段活用動詞「まいる」に動詞「出ず」の付いた「まいいず」の音変化》参上する。「桜花咲きなむ時に山たづの迎へ—・でむ君が来まさば」〈万・九七一〉
まい・る【参る】
[動ラ五(四)]《上一段活用動詞「まいる」に「い(入)る」の付いた「まいいる」の音変化で、貴人のもとに参入する意が原義》 1 「行く」の謙譲語で、行く先方を敬う。 ㋐神仏に詣でる。参詣する。...
ま・いる【参る】
[動ワ上一]貴人・高貴の人のもとへ行く意の謙譲語。参上する。上る。「岩根踏み山越え野行き都辺(へ)に—・ゐしわが背を」〈万・四一一六〉 [補説]上代に、連用形「まゐ」のほか、「まいく」「まいず」...
ましじ
[助動][○|○|ましじ|ましじき|○|○]「まじ」に同じ。活用語の終止形に付く。「堀江越え遠き里まで送り来(け)る君が心は忘らゆましじ」〈万・四四八二〉 [補説]「ましじ」は上代語で、推量の助...
まじ
[助動][まじから|まじく・まじかり|まじ|まじき・まじかる|まじけれ|○]《上代語「ましじ」の音変化》活用語の終止形に付く。ただし、ラ変型活用語には連体形に付く。 1 打消しの推量の意を表す。...
まじ・える【交える/雑える】
[動ア下一][文]まじ・ふ[ハ下二] 1 つけ加えて一つにする。加え入れる。「学生を—・えて討論する」「身ぶりを—・えて話す」「私情を—・えない仕事上の付き合い」 2 入りこませる。組み合わせる...
まで【迄】
[副助]名詞、活用語の連体形、一部の助詞などに付く。 1 動作・事柄の及ぶ距離的、時間的な限度・範囲・到達点を表す。「ここ—来れば安心だ」「明日—待ってください」「東京から大阪—三時間かかる」...
まら・する
[動サ下二・サ変]《「まいらす」の連体形「まいらする」の音変化。連用形に「まらし」の形も現われ、サ行変格活用としても用いられ、終止形も「まらする」が普通となった》 1 「やる」の意の謙譲語。差し...
マルチスライス‐シーティー【マルチスライスCT】
《multi-slice CT》複数の検出器を備えたコンピューター断層撮影装置(CT)。1回の走査で複数の断層画像を撮影できるため、短時間で鮮明な画像が得られる。動きの激しい心臓も正確に撮影でき...