てん‐ぽう【転蓬】
風に吹かれ、根を離れてころがる蓬(よもぎ)。流浪することや旅人の身にたとえる。
ひょう‐はく【漂泊】
[名](スル) 1 流れただようこと。「小舟が—する」 2 所を定めずさまよい歩くこと。さすらうこと。流浪。「各地を—して歩く」「—の詩人」
へい‐すい【萍水】
浮き草と水。流浪している者のたとえにも用いる。
ほう【封】
諸侯・大名の領地。封地。封土。「忠広が—を除かれた時、伝左衛門とその子の源左衛門とが流浪した」〈鴎外・阿部一族〉
やつし‐ごと【俏し事】
歌舞伎で、大名の若殿や金持ちの息子などが、義理や恋のために家を出て流浪し、卑しい物売りなどに身をやつす演技。また、その演目。
りゅう‐ざん【流竄】
[名](スル) 1 罪によって遠隔の地に追いやること。流罪(るざい)。るざん。「—の身」 2 遠隔の地を流れさすらうこと。流浪(るろう)。
りゅう‐じん【流人】
1 他国をさすらう人。流浪の人。 2 流刑に処せられた人。るにん。
りゅう‐ぼう【流亡】
[名](スル)定住の地がなくさすらい歩くこと。流浪。「国を追われて—する」
りゅう‐みん【流民】
居所を失って他郷をさすらう民。流浪の民。流氓(りゅうぼう)。るみん。
りゅう‐り【流離】
[名](スル)故郷を離れてあちこちをさまよい歩くこと。流浪。「—の旅」「異郷に—する」