ぼん‐りゅう【凡流】
1 月並みの流儀。 2 平凡な門流。平凡な家柄。「鄙夫(ひふ)—の身なりし原質を」〈中村訳・西国立志編〉
まえだ‐りゅう【前田流】
平曲の流派の一。江戸初期に前田検校(のちに総検校)が創始。京都を中心とした波多野流に対し、主に江戸・名古屋で行われた。現行の平曲はすべて前田流。
まさき‐りゅう【正木流】
薙刀(なぎなた)の流派の一。美濃大垣藩の武士正木太郎太夫俊光(利充)の創始。
まさしげ‐りゅう【正成流】
⇒楠木流(くすのきりゅう)
まつ‐りゅう【末流】
1 川の下流。 2 末の世。 3 血筋の末。子孫。ばつりゅう。「源氏の—」 4 芸能・技芸などの流派の末。また、末端の小さな分派。末派。ばつりゅう。「堂上歌学の—をくむ」
まにわ‐ねんりゅう【馬庭念流】
剣術の一流派。江戸初期、上野国馬庭村の樋口又七郎定次が念流7世の友松六左衛門氏宗(清三入道偽庵)から念流を学んで創始。樋口念流。
マランゴニ‐たいりゅう【マランゴニ対流】
液体表面の表面張力が場所によって異なる場合に自発的に生じる対流。液体の温度や濃度が異なると表面張力が変化することをマランゴニ効果といい、この効果が直接的な要因となって液面に水平の方向に力が発生し...
みしょう‐りゅう【未生流】
生け花の流派の一。文化年間(1804〜1818)未生斎山村一甫(やまむらいっぽ)によって創始され、主として関西を中心に発展。
みじん‐りゅう【微塵流】
剣道の流派の一。江戸初期に、諸岡一羽の門人根岸菟角(ねぎしとかく)が江戸で創始したとされる。神道流の改称ともいう。
みずき‐りゅう【水木流】
日本舞踊の流派の一。元禄期(1688〜1704)の歌舞伎の名女方水木辰之助を流祖に、門弟の粂(くめ)が創始。代々女性が家元を継いだ。