あさくさ‐かんのん【浅草観音】
東京都台東区にある浅草寺(せんそうじ)の通称。
あさくさ‐がみ【浅草紙】
古紙・ぼろきれなどを材料にして漉(す)き返した下等の紙。落とし紙や鼻紙などに用いる。元禄年間(1688〜1704)に浅草の山谷(さんや)辺りで多く製造されたところからいう。
あさくさくれないだん【浅草紅団】
川端康成の長編小説。未完。昭和4年(1929)から翌昭和5年(1930)にかけて、はじめ東京朝日新聞で連載、のち「新潮」「改造」にも断続的に掲載。浅草の不良少女に導かれ、路地裏の人々の生活を目の...
あさくさ‐じま【浅草縞】
縦糸にくずの生糸、横糸に木綿糸を用いた紬(つむぎ)織り。武蔵の八王子付近から産した。
あさくさ‐たんぼ【浅草田圃】
江戸、浅草新吉原(台東区)の後方にあった水田地帯。吉原田圃。
あさくさ‐どおり【浅草通り】
東京都台東区東上野から江東区亀戸までの道路の呼び名。上野駅前から隅田川をわたり、明治通りに至る。
あさくさのこども【あさくさの子供】
長谷健の小説。昭和14年(1939)発表。同年、第9回芥川賞受賞。昭和初期の下町を舞台に子供たちに向き合う教師の姿を描く。
あさくさ‐のり【浅草海苔】
1 ウシケノリ科の紅藻。アマノリ類の代表種。紅紫色で、冬から春にかけて生育する。食用として養殖。名は、江戸初期に浅草あたりの海辺からとれたからという。むらさきのり。 2 生のアマノリを刻み、枠に...
あさくさ‐ぶんこ【浅草文庫】
明治8年(1875)に浅草蔵前に設けられた官立の公開図書館。昌平坂学問所・和学講談所などの蔵書約11万冊を受け継いだもので、現在、その大部分は国立公文書館内閣文庫に保存。 江戸時代、浅草に居...
あさくさ‐まつり【浅草祭】
「三社祭」に同じ。