宙(ちゅう)に浮(う)・く
1 地面から離れて空中に浮かぶ。「からだが—・く」 2 決着がつかなくなる。中途半端になる。「資金難で計画が—・く」 [補説]「中に浮く」と書くのは誤り。
つまみ‐な【摘み菜/撮み菜】
カブ・ダイコンなどの、まびき取った菜。まびき菜。《季 秋》「椀に浮く—うれし病むわれに/久女」
つるし‐ぜめ【吊るし責め】
江戸時代の拷問の一。両手を後ろで縛り、足が地面から浮くように梁(はり)につるし上げたもの。
ティー‐ゾーン【T-zone】
《Tの形になることから》額と鼻筋の周辺。美容や化粧において、皮脂が多く浮くところとしていう。
ひんじ‐も【品字藻】
サトイモ科の水生の多年草。池などの水中に浮く。体は茎・葉の区別がなく、長さ1センチほどの矢じり形をし、細い柄でいくつもが連なる。体の左右に幼体をつけて繁殖し、名はこれを品の字に見立てたもの。
フライ【fly】
1 野球で、高く上げた打球。飛球。 2 ハエ。また、飛ぶ昆虫。 3 欧米式の毛針。軸の長い釣り針に、羽や毛・繊維などをつけ、水生昆虫や小魚などに似せたもの。水面に浮くドライフライ、水中を漂うウエ...
ふわ‐と
[副] 1 軽くて柔らかいさま。また、軽く浮くさま。ふわりと。「(鳥ヲ)押さゆれば—立ち」〈浄・振袖始〉 2 身のこなしが軽いさま。ひらりと。「懸け鞍(くら)置いて—乗り」〈浄・百人上﨟〉 3 ...
ぷく‐ぷく
[副] 1 小さな泡などがたつさま。また、小さな泡をたてながら物が水中に沈むさまや、浮くさま。「鰌(どじょう)が時々—浮いて泡を吹く」〈左千夫・水籠〉 2 可愛い感じに太っているさま。「手足の—...
マイスナー‐こうか【マイスナー効果】
超伝導の状態にある物質に外部から磁界を加えると、物質内部の磁束が零になる現象。超伝導体が完全な反磁性をもつことによる。このため、超伝導体に近づけた磁石は、磁力線をはじき返されて空中に浮く。193...
枕(まくら)浮(う)・く
涙で枕が浮く。枕が浮くほどに、寝ながらひどく泣く。「涙落つとも覚えぬに、—・くばかりになりにけり」〈源・須磨〉