尻(しり)が軽(かる)・い
1 気軽に物事を始める。また、動作が活発・軽快である。 2 行いが軽々しい。軽はずみである。 3 女性が浮気である。
しり‐がる【尻軽】
[名・形動] 1 動作の活発なこと。また、そのさま。 2 落ち着きがなく、行動の軽々しいこと。また、そのさま。「—な振る舞いは慎め」 3 女の浮気なこと。また、そのさま。
しり‐くせ【尻癖】
1 大小便を漏らす癖。屁をよく放つ癖。 2 性的にみだらな癖。浮気をする癖。
すき‐あり・く【好き歩く】
[動カ四] 1 あちこち浮気をしてまわる。「なほ同じごと—・きければ」〈源・夕顔〉 2 風流を好んであちこち歩きまわる。「花の下、月の前と—・きけり」〈宇治拾遺・一五〉
すき‐わざ【好き業】
色好みの所業。浮気な行い。「心のすさびにまかせて、かく—するは」〈源・葵〉
そや・す
[動サ五(四)] 1 おだてあげる。そそのかす。「褒(ほ)め—・す」「横町も表もお前の手下だよと—・すに」〈一葉・たけくらべ〉 2 はやしたてる。ひやかす。「浮気烏と—・されて」〈浄・女腹切〉
たわれ‐びと【戯れ人】
たわむれる人。浮気者。好色な人。「対の御方いと色めかしう、世の—にいひ思はれ給へるに」〈栄花・さまざまの喜び〉
どうけし【道化師】
《原題、(イタリア)I Pagliacci》レオンカバッロのイタリア語によるオペラ。全2幕。1892年初演。ベリズモ(現実主義)オペラの代表作。旅芝居の座長と妻の浮気が引き起こす悲劇。劇中劇の形...
はすは‐おんな【蓮葉女】
1 軽はずみで浮気な女性。品行のよくない女性。はすっぱ。はすは。 2 江戸時代、問屋や旅人宿に雇われて客の接待や寝所の相手をした女性。「客馳走のために—といふ者をこしらへ置きぬ」〈浮・一代女・五〉
はすは‐もの【蓮葉者】
浮気で軽はずみな人。「女子(をなご)のくせに—」〈伎・名歌徳〉