ひっ‐かい【筆海】
1 《文字の集まりの意から》文章。詩。「流れを鑒(み)て—を開き」〈懐風藻〉 2 硯(すずり)のこと。〈易林本節用集〉
ひ‐の‐うみ【火の海】
火が一面に燃え広がっていることを海にたとえていう語。「一帯が—になる」
ひょう‐かい【氷海】
一面に氷の張った海。また、氷山や氷塊が数多く浮かんでいる海。《季 冬》「—や月のあかりの荷役橇(そり)/誓子」 [補説]書名別項。→氷海
ひょうかい【氷海】
日本の俳句同人誌。昭和24年(1949)、秋元不死男により創刊。昭和53年(1978)終刊。
ひん‐かい【瀕海】
海に面していること。臨海。
フィリピン‐かい【フィリピン海】
フィリピン諸島の東に接する太平洋の一部で、小笠原・マリアナ・パラオ諸島や南西諸島などに囲まれる海域。
ふぞく‐かい【付属海】
大陸近くの海域で、陸地に囲まれている部分。地中海と縁海がある。
ふたつ‐の‐うみ【二つの海】
生と死のある苦しい現世。「生き死にの—を厭はしみ潮干の山を偲ひつるかも」〈万・三八四九〉
ふだらく‐とかい【補陀落渡海】
仏教で、補陀落を目指して小舟で海を渡ろうとすること。捨身の行の一。那智勝浦や足摺岬などが出発地として知られる。→補陀落
ふで‐の‐うみ【筆の海】
《「筆海(ひっかい)」の訓読み》 1 硯(すずり)の異称。 2 書き記したもの。また、書いたものが多いことのたとえ。「ことばの園に遊び、—をくみても」〈新古今・仮名序〉