かん‐かい【環海】
四方を海に囲まれていること。また、その海。海に囲まれた国をもいう。
がい‐かい【外海】
1 周囲を陸地などに囲まれていない海。また、陸地から遠く離れた海。そとうみ。「—に出る」⇔内海(ないかい)。 2 海外の地。外国。
がっ‐かい【学海】
1 《「揚子法言」学行の「百川海を学びて海に至る」から》日夜のたゆみない努力の結果、研究を大成すること。 2 学問の世界の広いことを海にたとえていう語。「—の新気運に貢献して」〈漱石・三四郎〉
ガリラヤ‐の‐うみ【ガリラヤの海】
《Sea of Galilee》⇒ガリラヤ湖
き‐かい【気海】
1 空気が地球を包んでいるようすを海にたとえていう語。大気のある範囲。 2 漢方で、へその下方1寸5分(大人で約3センチ)の所。任脈(にんみゃく)に属し、腎炎・糖尿病などの治療点。
きり‐の‐うみ【霧の海】
1 霧の立ちこめた海。《季 秋》 2 霧が一面に深く立ちこめて海のように見えること。霧海。《季 秋》
きん‐かい【近海】
陸地に近い海。その土地に近い海域。「九州—」⇔遠海。
きんかい【金海】
高麗茶碗の一。朝鮮半島の慶尚南道金海で産出した御本(ごほん)茶碗。薄作りで、不透明な白色に薄赤色の斑(はん)がある。キンパイ。
ぎょくかい【玉海】
中国の類書。200巻。宋の王応麟の撰。古今の文献にみえる事柄を天文・律暦・地理など21部門・240余項目に分類し収めたもの。 「玉葉(ぎょくよう)」の異称。
く‐かい【苦海】
《「くがい」とも》仏語。苦しみの絶えないこの世を海にたとえていう語。苦界(くがい)。