しょうかぼうがい‐ざい【消火妨害罪】
火災の際に、消火用の器具の隠匿・損壊、その他の方法で消火活動を妨げる罪。刑法第114条が禁じ、1年以上10年以下の懲役に処せられる。鎮火妨害罪。
しょうとう‐らんがく【焦頭爛額】
《「漢書」霍光伝から》火災の予防を考えた者を賞しないで、消火のため頭髪を焦がし、額にやけどをした者に賞を与えること。根本よりも末端を重視するたとえ。
しょうぼう‐じどうしゃ【消防自動車】
消火・人命救助などに必要な機材や装置のある自動車の総称。消火用ポンプ・ホース・はしご・投光器などを装備したポンプ自動車のほか、化学・排煙・照明・無線・救援自動車その他がある。消防車。
しょうぼうせつび‐し【消防設備士】
屋内消火栓・スプリンクラー・自動火災報知設備などの消防用設備の設置工事や整備を行うために必要な国家資格。また、その資格所持者。資格試験は総務省の指定試験機関が実施する。甲種は工事・整備・点検を、...
しょうぼう‐てい【消防艇】
船舶や港湾施設などの消火や救助活動などをする小型の船。
しょうぼう‐ほう【消防法】
火災から国民の生命・身体・財産を保護するとともに、火災・地震などの災害による被害を軽減することにより、社会秩序を保持し、公共の福祉を増進することを目的として定められた法律。火災の予防・警戒・調査...
しょうぼう‐ポンプ【消防ポンプ】
火災を消すためのポンプ。消火ポンプ。
しょき‐しょうか【初期消火】
出火の初期段階で火事を消し止めること。屋内の出火の場合は、天井に燃え移ると消火が困難になるため、床などが燃えているうちに、また、ふすま・カーテンに燃え移ってすぐに火を消し止めること。
じゅかん‐か【樹冠火】
森林火災の一。樹冠が燃え、樹木全体が炎に包まれるもの。スギ、ヒノキ、アカマツなどの針葉樹で起こりやすく、広葉樹林ではあまりみられない。炎の高さは20〜30メートルに達し、勢いも強い。風によって飛...
じゅかん‐か【樹幹火】
森林火災の一。樹木の幹が燃える火災で、針葉樹の老木や空洞になった樹木で起こることが多い。長時間にわたって燃え続け、消火は困難となる。地表火からしばしば発生する。→樹冠火