へし‐お・る【圧し折る】
[動ラ五(四)] 1 物に押しつけるなどして曲げて折る。力を入れて一気に折る。「腕を—・る」 2 勢いをそぐ。気勢をそぐ。「芸者らしい涼しさがなく、—・られた可愛いさであった」〈康成・童謡〉
みつ‐まめ【蜜豆】
賽(さい)の目に切った寒天に、ゆでた赤豌豆(えんどう)や求肥(ぎゅうひ)・果物などを加え、糖蜜をかけた食べ物。《季 夏》「—の寒天の稜(かど)の涼しさよ/青邨」
みなと‐え【港江】
港になっている入り江。「夕立のまだ過ぎやらぬ—の葦の葉そよぐ風の涼しさ」〈続古今・雑上〉
ゆう‐したかぜ【夕下風】
夕方、木陰や地面をはうように吹いてくる風。「夏山の—の涼しさに楢(なら)の木蔭のたたまうきかな」〈山家集・下〉
ゆう‐すず【夕涼】
夕方の涼しさ。また、その時分。《季 夏》「—に農婦農衣のエモン抜く/草田男」
よる‐の‐あき【夜の秋】
秋の気配の感じられる、夏の終わりの夜。《季 夏》「涼しさの肌に手を置き—/虚子」
りょう【涼】
涼しさ。また、涼しい風。「高原に—を求める」《季 夏》
りょう‐う【涼雨】
夏に、涼しさをもたらす雨。《季 夏》「雷が残して行きし—かな/月斗」