鳴(な)く蝉(せみ)よりも鳴(な)かぬ蛍(ほたる)が身(み)を焦(こ)がす
あれこれ口に出す者より、何も言わない者のほうが情が深いというたとえ。
なげき‐の‐きり【嘆きの霧】
ため息をつくときに出る息。嘆きの深いことを霧にたとえていう。「沖つ風いたく吹きせば吾妹子が—に飽かましものを」〈万・三六一六〉
なさけなさけ・し【情け情けし】
[形シク]情愛や思いやりが深い。「あはれ知るばかり—・しくのたまひ尽くすべかめれど」〈源・帚木〉
なさけ‐びと【情け人】
1 情愛の深い人。恋情を解する人。「業平様は—、年寄の心を哀み」〈浄・井筒業平〉 2 色を売る人。遊女。「ここに名高き—…都女郎難波女にもすぐれたるとこそ申せ」〈浮・三代男・三〉
なさけ‐ぶか・い【情け深い】
[形][文]なさけぶか・し[ク] 1 思いやりの心が強い。「—・い人」 2 情趣を理解する心が深い。「日ごろの御ありさまけはひのなつかしく—・う」〈源・総角〉
ナパリ‐コースト【Na Pali Coast】
米国ハワイ州、カウアイ島北岸から西岸にかけての海岸部の通称。約30キロメートルにわたって切り立った崖が続き、内陸部は深い緑に覆われた渓谷が延びる。雄大な自然景観で知られる。
にじゅうのあいのしとひとつのぜつぼうのうた【二十の愛の詩と一つの絶望の歌】
《原題、(スペイン)Veinte poemas de amor y una canción desesperada》ネルーダの第二詩集。1924年刊。愛する女性との肉体関係にはじまり、やがてくる...
にじゅう‐ばし【二重橋】
皇居正門の堀にかかる鉄製の橋の俗称。江戸時代は木橋で、堀が深いため上下二重に橋桁(はしげた)を組んだところからよばれたもの。 [補説]一般に、皇居前広場から見える二重アーチ構造の石橋を「二重橋」...
にちゃ‐にちゃ
[副](スル) 1 物がねばねばしてくっつくさま。また、その音を表す語。「餅(もち)が—と歯につく」 2 ねばりつくようで不快なさま。「疑い深い—した口調で」〈谷崎・卍〉
にっぽんテレビ‐ほうそうもう【日本テレビ放送網】
東京都港区にあるテレビ局の一。昭和28年(1953)開局で、読売新聞社との関係が深い。報道番組の取材・配信網として全国の系列局とNNNを形成する。コールサインJOAX-DTVから、AXともいう。...