辞書
出典:デジタル大辞泉(小学館)
1 物がねばねばしてくっつくさま。また、その音を表す語。「餅 (もち) がにちゃにちゃと歯につく」
2 ねばりつくようで不快なさま。
「疑い深い―した口調で」〈谷崎・卍〉
出典:青空文庫
・・・ひいて、口にいれてもにちゃにちゃしてとても嚥下することが出来ぬ。小牛田駅・・・ 太宰治「十五年間 」
・・・、口に入れて噛んでもにちゃにちゃして、とても嚥み込む事が出来ない有様にな・・・ 太宰治「たずねびと 」
・・・来て、握っている束がにちゃにちゃする。唇が顫えた。 短刀を鞘へ収めて右脇・・・ 夏目漱石「夢十夜 」
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