おく‐の‐いん【奥の院】
1 寺社の本堂・本殿より奥にあって、開山祖師の霊像や神霊などを祭った所。 2 人目に触れない奥深い所。 3 女陰をいう俗語。
おく‐ぶか・い【奥深い】
[形][文]おくぶか・し[ク]《「おくふかい」とも》 1 表・入り口から奥までが遠い。また、奥に入り込んでいる。奥まっている。「—・い山中」 2 意味が深い。深みがある。「—・い言葉」
おく‐ま・る【奥まる】
[動ラ五(四)] 1 奥のほうに位置する。奥深い所にある。「—・った部屋」 2 ㋐内気である。引っ込みがちである。「古めかしう—・りたる身なれば」〈和泉式部日記〉 ㋑趣深く、上品である。奥ゆかし...
おく‐やま【奥山】
人里を遠く離れた山の中。山の奥深い所。深山。
おく‐ゆかし・い【奥床しい】
[形][文]おくゆか・し[シク] 1 深みと品位があって、心がひかれる。深い心遣いが感じられて慕わしい。「人柄が—・い」 2 《「奥行かし」で、心がひかれる意から》奥にひそむものに強く心がひかれ...
おち‐うお【落ち魚】
1 産卵のため川を下る魚。落ち鮎・落ち鰻など。 2 冬に近づき、水温が低くなったため川や海の深い所へ移る魚。落ち鮒・落ち鱸(すずき)など。 3 死んだ魚。
思(おも)いを掛(か)・ける
1 深い恋情を寄せる。恋い慕う。また、執着する。「長年—・けた人」 2 心配をさせる。「自らが名をも朽たし、母御に—・け申すことよもあらじ」〈謡・鳥追舟〉
おも‐しろ・い【面白い】
[形][文]おもしろ・し[ク]《もと、目の前が明るくなる感じをいった語》 1 興味をそそられて、心が引かれるさま。興味深い。「何か—・いことはないか」「仕事が—・くなってきた」「この作品は—・く...
親(おや)思(おも)う心(こころ)にまさる親心(おやごころ)
《吉田松陰の歌「親思ふ心にまさる親心けふの音づれ何ときくらん」から》子が親を思う心よりも、子を思いやる親の気持ちのほうがはるかに深いということ。
おやす‐きょう【小安峡】
秋田県南東部にある峡谷。皆瀬川上流の急流が小安岳(標高1292メートル)を浸食してできた深い谷。紅葉や上流にある大噴湯が有名。栗駒国定公園の一部。