じん‐ぴ【深秘】
仏語。 1 深奥な秘密の教え。 2 《「深秘釈」の略》密教でいう四重秘釈の一。普通一般の解釈を一歩進めて、深く本質的な意をとらえた解釈。→浅略(せんりゃく)
ふか‐あみがさ【深編み笠】
顔が隠れるように深く作った編み笠。武士や虚無僧(こむそう)が用いた。
ふか・い【深い】
[形][文]ふか・し[ク] 1 表面から底まで、また入り口から奥までの距離が長い。「—・い川」「—・い茶碗」「椅子に—・く腰掛ける」「山—・く分け入る」「彫りの—・い顔」⇔浅い。 2 物事の程度...
ふか‐い【深井】
1 深い井戸。 2 能面の一。中年の女面で、多く「隅田川」「三井寺」など、子を失って悲しむ狂女の役に用いる。深い憂いをたたえた表情からの名称という。
ふかい【深井】
姓氏の一。 [補説]「深井」姓の人物深井英五(ふかいえいご)深井志道軒(ふかいしどうけん)
ふかいかわ【深い川】
《原題、(スペイン)Los ríos profundos》アルゲダスの長編小説。1958年刊。孤独な白人少年の目を通してアンデスの民の悲哀を情感豊かに描いた自伝的作品。
ふかいかわ【深い河】
田久保英夫の短編小説。昭和44年(1969)発表。同年、第61回芥川賞受賞。朝鮮戦争が行われた時代に、米軍キャンプで働く学生アルバイトの苦悩を描く。 遠藤周作の長編小説。平成5年(1993)...
ふかい‐しどうけん【深井志道軒】
[1680ころ〜1765]江戸中期の講釈師。京都の人。名は新蔵。別号、一無堂。江戸へ下り、浅草寺境内で軍談講釈を演じた。「風流志道軒伝」のモデル。著「元無草」など。
深(ふか)い仲(なか)
きわめて親しいつきあいの間柄。特に、すでに情交をかわしている男女の関係。
ふか‐いり【深入り】
[名](スル)度を越して深く関係すること。関心をもちすぎること。「そんな話に—するのは禁物だ」