かく‐だい【郭大/廓大】
[名・形動](スル) 1 広くて大きいこと。また、そのさま。「アリアン種族の頭蓋—にして、前額の秀出せるは」〈雪嶺・真善美日本人〉 2 「拡大」に同じ。「著者の志す所は厳君の経籍訪古志を—して」...
かし‐はがし【貸(し)剝がし】
銀行などの金融機関が、返済の滞ったことのない企業に対しても、融資を減額したり取りやめたりして、資金を強引に回収すること。→貸し渋り
かち‐ぐり【搗ち栗/勝ち栗】
クリの実を干して臼で軽くつき、殻と渋皮を取り去ったもの。「かち」が「勝ち」と同音であるところから、出陣・祝勝に用いられた。正月の祝儀などに用いる。
カッパ‐ばん【カッパ版】
図や文字を切り抜いた渋紙や桐油紙(とうゆがみ)の型紙を紙・布などの上にのせ、はけで絵の具を塗って形を刷り出す技法。合羽摺り。ステンシル。
かつら‐はるだんじ【桂春団治】
上方の落語家。 1 (初世)[1878〜1934]大阪の生まれ。本名、皮田藤吉。のち岩井姓。独特の芸風と、奇行にみちた実生活で人気があった。 2 (3世)[1930〜2016]大阪の生まれ。本...
かとう‐ぶし【河東節】
浄瑠璃の流派の一。享保2年(1717)江戸半太夫の門から分かれた十寸見河東(ますみかとう)が創始。優美で渋い江戸風の音曲で、古曲の一つに数えられている。
かな‐け【金気/鉄気】
1 水中に溶けて含まれている鉄分。また、そのにおいや味。 2 新しい鉄製の鍋・釜・鉄瓶などで湯を沸かすときに染み出る赤黒い渋。「—を抜く」 3 (金気)金属類。金物類。 4 (金気)金銭に関する...
かに‐かくに
[副]あれこれと。いろいろと。「—渋民村は恋しかりおもひでの山おもひでの川」〈啄木・一握の砂〉 「—思ひわづらひ哭(ね)のみし泣かゆ」〈万・八九七〉
かね‐ばらい【金払い】
金銭の使いぶり。金離れ。「—のよい人」「—が渋い」
かみこ‐がみ【紙子紙】
紙子を仕立てるのに使う紙。厚手の和紙に柿渋を引き、日に乾かしてよくもみやわらげ、夜露にさらして臭みを抜いたもの。