あまかし‐の‐おか【甘橿岡】
《「甘樫丘」とも書く》奈良県高市郡明日香(あすか)村にある丘。允恭(いんぎょう)天皇が姓氏の乱れを正すため諸氏を集めて盟神探湯(くかたち)を行った地。また、蘇我蝦夷(そがのえみし)・入鹿(いるか...
あま‐ざけ【甘酒/醴】
白米の固めのかゆに米こうじをまぜ、発酵させてつくる甘い飲み物。もと、神事用につくられ、一夜酒(ひとよざけ)・醴酒(こさけ)ともいう。また、酒かすを湯に溶かして甘みをつけた飲み物。《季 夏》「—を...
あま‐の‐はごろも【天の羽衣】
1 天人が着て空を飛ぶという、軽く美しい衣。「天人の中に持たせたる箱あり。—入れり」〈竹取〉 2 天皇が大嘗会(だいじょうえ)などの祭事で沐浴(もくよく)するときにつける湯かたびら。
あみだ‐どう【阿弥陀堂】
1 阿弥陀仏を本尊として安置する堂。 2 利休好みの茶の湯釜の一。豊臣秀吉の供で有馬温泉へ出かけた千利休が、阿弥陀堂で大きな湯釜を見つけ、それをかたどり作らせたという。
あ・む【浴む】
[動マ上二]湯や水を浴びる。「隠れたる方にて水—・み給ひて」〈栄花・本の雫〉
あむ・す【浴むす】
[動サ四]湯や水を浴びせる。「さし鍋に湯沸かせ子ども…狐に—・さむ」〈万・三八二四〉 [動サ下二]に同じ。「湯わかして、—・せ奉らんとて」〈宇治拾遺・一三〉
あめ‐ゆ【飴湯】
麦芽を糖化した液か水飴を湯に溶かし、少量のおろし生姜(しょうが)を加えたもの。腹の薬、また暑気払いのための夏の飲み物。《季 夏》「—のむ背に負ふ千手観世音/茅舎」
あやめ‐の‐ゆ【菖蒲の湯】
⇒しょうぶゆ(菖蒲湯)
あ‐ゆ・う【足結ふ】
[動ハ四]旅行や労働などの際、行動しやすいように、袴(はかま)の裾をひもでくくり結ぶ。「湯種(ゆだね)まくあらきの小田を求めむと—・ひ出で濡れぬこの川の瀬に」〈万・一一一〇〉
あらい‐おけ【洗い桶】
食器などを洗うための容器。また、浴室でからだを洗う湯を入れる容器。