ゆき‐なり【行(き)成り】
[名・形動]「いきなり」に同じ。「両人は—にかたわらへねころぶと」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉 [副]「いきなり」に同じ。「いづみ湯に入るト—はだかになり」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
ゆき‐もよい【雪催い】
今にも雪の降りそうな空模様。雪模様。《季 冬》「湯帰りや灯ともしころの—/荷風」
ゆ‐きり【湯切り】
[名](スル)食材を湯から引き上げて、水分を取ること。「ゆで上げたパスタを—する」
ゆ‐ぎしょう【湯起請】
室町時代、罪の有無をただすために、起請文を書かせたうえで熱湯に手を入れさせて、やけどすれば有罪とするもの。また、その起請文。古代の探湯(くかたち)のなごり。
ゆ‐くみ【湯汲み】
1 湯をくむこと。また、その人。 2 近世の銭湯で、客のために陸湯(おかゆ)をくむ人。
ゆ‐ぐ【湯具】
1 昔、入浴の際、身につけた衣服。湯帷子(ゆかたびら)。 2 女性の腰巻き。湯文字(ゆもじ)。ゆまき。「—も本紅(ほんもみ)の二枚がさね」〈浮・胸算用・一〉
ゆ‐ぐち【湯口】
1 湯の出口。また、温泉のわき出る口。 2 鋳造で、溶けた金属を鋳型の枠に流し入れる口。垂直に流れ落ち、湯道へと続く。
湯気(ゆけ)に上(あ)が・る
長湯のためにのぼせて気が遠くなる。湯気に当たる。
湯気(ゆけ)に当(あ)た・る
長湯をしてのぼせる。
ゆ‐けむり【湯煙】
温泉・風呂などから煙のように立ち上る湯気。ゆけぶり。