しっち‐しょくぶつ【湿地植物】
⇒湿生(しっせい)植物
しっち‐そうげん【湿地草原】
河岸・湖岸などの湿地に発達する草原。ヨシ・アゼスゲなどが主な植物。湿原(しつげん)と同義に用いることもある。
しっ‐ぷ【湿布】
[名](スル)水・湯・薬液などに浸した布を当て、患部を温めたり冷やしたりする治療法。また、その当てる物。
しつ【湿】
1 湿気。しめりけ。うるおい。「火光は—を帯びて焔青く影暗く」〈織田訳・花柳春話〉 2 疥癬(かいせん)。
しつ【湿〔濕〕】
[常用漢字] [音]シツ(慣) [訓]しめる しめす しとる しめる。しめりけ。「湿気(しっき・しっけ)・湿潤・湿地・湿度・湿布/陰湿・除湿・多湿」 [難読]湿気(しけ)る
しつ‐げん【湿原】
低温で多湿な所に発達した草原。枯死した植物の分解が進まず泥炭となって堆積(たいせき)し、その上に水性植物におおわれた草原が生育していく。低層・中間・高層湿原などに分けられる。 [補説]書名別項。→湿原
しつげん【湿原】
加賀乙彦の長編小説。昭和60年(1985)刊。大学紛争の激化した1960年代末を時代背景に、冤罪(えんざい)事件との戦いと魂の救済を描く。第13回大仏次郎賞受賞。
しつ‐じゅん【湿潤】
[名・形動]水分が多く湿っていること。湿気の多いこと。また、そのさま。「—な気候」 [派生]しつじゅんさ[名]
しつじゅん‐だんねつげんりつ【湿潤断熱減率】
水蒸気で飽和している空気塊が上昇し断熱膨張するときの、温度の低くなる割合。100メートルにつき0.5度ぐらい。
しつじゅん‐ねつ【湿潤熱】
固体表面に液体が接触したときに発生する熱。発熱量の測定から、粉体の表面積やその性質、混ざりやすさなどがわかる。浸漬(しんし)熱。