わい‐が【淮河】
中国東部を東流する川。河南・湖北両省の境にある桐柏山地に源を発し、安徽(あんき)省を貫流、江蘇(こうそ)省の洪沢(こうたく)湖を経て大運河に入り、分流して黄海と揚子江に注ぐ。全長約1000キロ。...
わか‐ぎみ【若君】
1 年の若い主君。幼君。 2 貴人の子弟を敬っていう語。「知りと知りたる人、法師に至るまで、—の御喜び聞こえに聞こえにと」〈かげろふ・中〉 3 貴人の姉妹のうち、妹を敬っていう語。「姫君に琵琶、...
わか・す【沸(か)す】
[動サ五(四)]《「湧(わ)かす」と同語源》 1 熱を加えて水などを熱くする。また、煮えたたせる。「風呂を—・す」「湯を—・す」 2 熱狂させる。夢中にさせる。「タイムリーヒットが場内を—・す」...
わかな【若菜】
源氏物語第34・35巻の巻名。上・下に分ける。光源氏39歳から47歳。女三の宮の光源氏への降嫁、明石女御の皇子出産、柏木と女三の宮との事件などを描く。
狂言。和泉流。果報者が仲間と野遊びに出...
わか・ぶ【若ぶ】
[動バ上二]若々しく見える。若々しく振る舞う。「いといたく—・びて」〈源・若菜下〉
わか‐むらさき【若紫】
1 薄い紫色。薄紫。 2 植物ムラサキの別名。《季 春》「恋草の—も萌えにけり/麦人」
源氏物語第5巻の巻名。光源氏18歳。源氏が北山で藤壺に似た少女紫の上を見いだし、自邸二条院に引き取る...
わか‐やか【若やか】
[形動][文][ナリ]若くて生気に満ちているさま。また、若い人のようなさま。「—な人」「いと—なる心地もするかな」〈源・若菜上〉
わかれ【分(か)れ】
同じもとから分かれ出たもの。分派。分家。傍系。「源氏の—」
わか・れる【別れる】
[動ラ下一][文]わか・る[ラ下二]《「分かれる」と同語源》 1 一緒にいたものが離れ離れになる。互いに離れて去る。「駅で人と—・れる」「両親と—・れて暮らす」 2 夫婦・恋人などが、それまでの...
わかんどおり
《「わか」は「若」、「んどおり」は系統・血統の意の「とおり」に接頭語「み」の付いた「みとおり(御裔)」の変化したものか。一説に、「わか」は「王家」の変化とも》皇室の血統。皇族。わこうどおり。「離...