めっ‐きゃく【滅却】
[名](スル)ほろびること。すっかりなくなること。また、ほろぼすこと。すっかりなくすこと。「心頭を—すれば火もまた涼し」「敵艦過半—し、水雷艇殆んど全滅の今日」〈独歩・愛弟通信〉
めっ‐きん【滅菌】
[名](スル)熱・薬品・放射線などで細菌を死滅させること。殺菌。「煮沸して—する」
めっきん‐がま【滅菌釜】
高温高圧下で殺菌をするための容器や装置。ふつう滅菌用のオートクレーブを指し、医療器具や実験器具などを高温高圧の飽和水蒸気で滅菌処理をする。高圧滅菌釜。高圧蒸気滅菌釜。蒸気滅菌釜。
めっ‐し【滅私】
私心をなくすこと。私利私欲を捨て去ること。「—奉公」
めっ‐し【滅紫】
黒ずんだ紫色。けしむらさき。
めっ‐しき【滅色】
しぼみ衰えて色があせること。「五衰—の秋なれや」〈謡・俊寛〉
めっ‐しつ【滅失】
[名](スル) 1 ほろんでなくなること。「火災で堂宇が—する」 2 法律で、災害によるか人の行為によるかを問わず、物がその物としての物理的存在を失うこと。
めっ・する【滅する】
[動サ変][文]めっ・す[サ変] 1 ほろびる。なくなる。消える。「形あるものは必ず—・する」 2 ほろぼす。なくす。消す。「私心を—・する」
めっ‐そう【滅相】
[名]仏語。 1 四相の一。因縁によって生じた一切のものが現在の存在から滅し去り、過去に入ること。 2 真如が常住で寂滅であり、生死がないこと。 [形動][文][ナリ]あるはずのないさま。と...
滅相(めっそう)もな・い
とんでもない。あるべきことではない。相手の言を否定するときにも用いる。「—・い話」「—・い、私の出る幕ではありません」