たき‐ぐち【滝口】
1 滝が落ちはじめる所。滝の落ち口。 2 清涼殿の北東にある、御溝水(みかわみず)の落ちる所。 3 平安・鎌倉時代、蔵人所(くろうどどころ)に属し、2の詰め所にいて、宮中の警衛に当たった武士。滝...
たきぐち【滝口】
姓氏の一。 [補説]「滝口」姓の人物滝口修造(たきぐちしゅうぞう)滝口悠生(たきぐちゆうしょう)
たきぐち‐しゅうぞう【滝口修造】
[1903〜1979]詩人・美術評論家。富山の生まれ。ダダイスム・シュールレアリスムの芸術論により作詩。現代芸術理論の紹介者・評論家として活躍。著「近代芸術」など。
たきぐち‐どころ【滝口所】
滝口2にある、内裏警護の武士の詰め所。滝口の陣。
たきぐち‐にゅうどう【滝口入道】
平安末期の僧。本名、斎藤時頼(さいとうときより)。平重盛に仕え、滝口の武士のとき、建礼門院の雑仕女(ぞうしめ)の横笛と恋愛、父の茂頼にいさめられて19歳で出家。嵯峨(さが)往生院で修行し、のち...
たきぐち‐の‐じん【滝口の陣】
⇒滝口所
たきぐち‐ゆうしょう【滝口悠生】
[1982〜 ]小説家。東京の生まれ。平成23年(2011)「楽器」で新潮新人賞を受賞し作家デビュー。「死んでいない者」で芥川賞受賞。他に「愛と人生」など。