くろ‐うるし【黒漆】
黒色の漆。古くは透き漆に油煙などをまぜてつくったが、現代では鉄分や鉄の化合物を用いてつくる。
くろめ‐うるし【黒め漆】
生漆(きうるし)の水分を熱によって蒸発させた黒褐色の漆。
こう‐しつ【膠漆】
にかわとうるし。きわめて親しく離れがたい関係のたとえ。「—の交わり」
こく‐しつ【黒漆】
1 黒色のうるし。また、それを塗ったもの。 2 まっ黒で、つやがあること。漆黒。「—の髪」
こし‐あぶら【漉油/金漆】
ウコギ科の落葉高木。山地に自生。樹皮は灰色。葉は手のひら状の複葉で、小葉は縁にぎざぎざがある。夏、淡黄緑色の小花が集まってつき、秋に黒紫色の実を結ぶ。材は経木・箸(はし)などにする。名は、樹脂を...
ごん‐ぜつ【金漆】
コシアブラの樹脂液。塗料にする。
さかり‐うるし【盛り漆】
上質の生漆(きうるし)。漆の木から7月中旬から9月初旬ごろまでの間にとった漆液。
さび‐うるし【錆漆】
水で練った砥粉(とのこ)に生漆(きうるし)をまぜたもの。漆塗りの下地のほか、絵模様の輪郭を描いたり、肉を盛り上げたりするのに用いる。さび。
しつ【漆】
[常用漢字] [音]シツ(漢) シチ(呉) [訓]うるし 〈シツ〉木の名。ウルシ。また、それから採った塗料。「漆器・漆黒/乾漆・金漆・膠漆(こうしつ)・丹漆」 〈うるし〉「漆絵/生漆(きうる...
しゅ‐うるし【朱漆】
朱色の漆。透漆(すきうるし)に朱や弁柄(ベンガラ)を混ぜてつくる。あかうるし。