おとこ‐もの【男物】
1 男性が身につけたり、持って歩いたりするのにふさわしく作った品物。「—の時計」⇔女物。 2 能で、主人公が現実の男性であり、面をつけないで男舞か斬り合いを最後に演じる劇的な作品。
おめみえ‐きょうげん【御目見得狂言】
御目見得3のときに演じる芝居。
おやま‐ばやし【飾山囃子】
民俗芸能の一。秋田県仙北市角館(かくのだて)地区で、9月7〜9日の神明社の祭礼に行われる歌舞。飾山という人形などを飾った山車(だし)の上で演じる。
おんな‐がた【女形/女方】
歌舞伎で、女の役を演じる男の役者。また、その役柄。江戸初期に、女歌舞伎が禁止されて以後に現れた。おやま。⇔男形(おとこがた)。
おんな‐しばい【女芝居】
女だけで演じる芝居。また、その劇団。
おんな‐のう【女能】
1 能で、女性を主人公としたもの。女物。鬘物(かずらもの)。→男能 2 女性だけで演じる能。女猿楽(おんなさるがく)。
かいこう‐いちばん【開口一番】
1 話し始めるいちばん初め。副詞的にも用いる。口を開くやいなや。「—相手を批判した」 2 寄席や落語会などで、いちばん初めに演じる前座3のこと。
かいまく‐げき【開幕劇】
開幕の直後に演じる一幕物の短い劇。
かえ‐の‐かた【替の型】
1 能で、普通と違った型で演じること。また、その型。 2 能で1がそのまま小書(こがき)の名となったもの。
かげえ‐しばい【影絵芝居】
人形劇の一種。影絵をスクリーンに映して演じる芝居。