こぎ‐つ・く【漕ぎ着く】
[動カ五(四)]舟を漕いで目的の場所に到着する。「やっとの思いで岸まで—・く」 [動カ下二]「こぎつける」の文語形。
こぎ‐つ・ける【漕ぎ着ける】
[動カ下一][文]こぎつ・く[カ下二] 1 舟を漕いで目的の場所に到着させる。「島に—・ける」 2 努力してやっと目標にまで到達させる、また、到達する。「ようやく完成まで—・けた」
こぎ‐づり【漕ぎ釣(り)】
舟をゆっくりと漕ぎ進めながら釣りをすること。また、その釣り方。
こぎ‐て【漕ぎ手】
舟を漕ぐ人。
こぎ‐ぬ・ける【漕ぎ抜ける】
[動カ下一][文]こぎぬ・く[カ下二] 1 舟を漕いで障害物などの間を通り抜ける。「岩礁を避けて巧みに—・ける」 2 困難な状態などを切り抜ける。「歳末商戦を—・ける」
こぎ・みる【漕ぎ回る】
[動マ上一]舟を漕いでまわる。こぎめぐる。「島伝ひ敏馬(みぬめ)の崎を—・みれば大和恋しく鶴(たづ)さはに鳴く」〈万・三八九〉
こぎ‐もど・す【漕ぎ戻す】
[動サ五(四)]舟を漕いでもとの所に戻す。「船を—・す」
こぎ‐よ・せる【漕ぎ寄せる】
[動サ下一][文]こぎよ・す[サ下二]舟を漕いで、ある物や場所の近くに寄せる。「小舟を岸に—・せる」
こ・ぐ【漕ぐ】
[動ガ五(四)] 1 櫓(ろ)や櫂(かい)を使って水をかき、舟を進める。「ボートを—・ぐ」 2 足や腰を曲げたり伸ばしたりして、乗り物を進めたり振り動かしたりする。「自転車を—・ぐ」「ブランコを...
こぐふね‐の【漕ぐ舟の】
[連語]和歌で、漕ぐ舟の縁から、「浮く」「乗る」「帆」「音立つ」「寄す」などの語を導く序詞の一部となる。「思ふこと跡なき波に—浮き沈みても恋ひ渡るかな」〈新千載・恋二〉