おや‐じ【親字】
漢和辞典で、各部首ごとに画数順に配列されている見出しの漢字。親文字。
おやなぎ‐しげた【小柳司気太】
[1870〜1940]漢学者。新潟の生まれ。道教・老荘思想の研究家。学習院・大東文化学院教授。著「東洋思想の研究」、服部宇之吉との共著「詳解漢和大字典」など。
かん‐な【漢和】
《「かんわ」の連声(れんじょう)》「漢和聯句(かんなれんく)」の略。
かんわ‐れんく【漢和聯句】
⇒かんなれんく(漢和聯句)
かんの‐どうめい【簡野道明】
[1865〜1938]漢学者。愛媛の生まれ。名は「みちあき」とも。東京女高師教授。中国へ留学し、古書の収集と研究に努力。漢和辞典「字源」を編集。著「論語解義」など。
かん‐わ【漢和】
1 中国と日本。和漢。 2 中国語と日本語。 3 「漢和辞典」の略。 4 ⇒かんな(漢和)
こうきじてん【康熙字典】
中国清代の字書。12集42巻。康熙帝の勅命により、張玉書・陳廷敬らが編纂(へんさん)。1716年刊。「説文解字」「玉篇」「字彙」「正字通」など歴代の字書を集大成したもの。4万7000余の漢字を楷...
さん‐ずい【三水】
漢字の偏の一。「河」「泳」などの「氵」の称。漢和辞典では「氺(したみず)」とともに「水」の部首に属する。さんずいへん。
しんせんじきょう【新撰字鏡】
平安時代の漢和字書。12巻。昌住(しょうじゅう)著。昌泰年間(898〜901)に成立。漢字2万余字を偏・旁(つくり)などによって160部に分け、字音・字義・和訓を付したもの。現存する最古の漢和字書。
じきょう【字鏡】
漢和字書。原形は3巻か。著者未詳。平安後期ごろに成立。零本。漢字を部首によって配列し、漢字による反切・類音・字義などの注、片仮名・万葉仮名による字音・和訓の注などを記す。