し‐あわせ【詩合(わ)せ】
左右に分かれて漢詩を作り、判者の判定によってその優劣を競う文学的遊戯。平安中期に始まった。闘詩(とうし)。
しい‐か【詩歌】
《「しか(詩歌)」の慣用読み》 1 漢詩と和歌。「—管弦の遊び」 2 詩・和歌・俳句など韻文の総称。「近代—の流れ」 [補説]書名別項。→詩歌
しいか‐あわせ【詩歌合(わ)せ】
数人が左右に分かれ、同じ題について作った漢詩と和歌とを比べ合わせて優劣を競うもの。平安後期に起こった。
しがくほうげん【詩学逢原】
江戸中期の漢詩論。祇園南海著。宝暦13年(1763)刊行。
しが‐じく【詩画軸】
画面上部の余白に、その絵にちなんだ漢詩を書いた掛け軸。→詩軸
し‐ガルタ【詩ガルタ】
歌ガルタをまねて、漢詩の絶句の起・承2句を上の句、転・結の2句を下の句としたカルタ。上の句を読み、下の句を拾って競い合う。
し‐がん【詩眼】
1 詩を鑑賞・批評する能力。詩についての眼識。 2 漢詩で、巧拙を決める重要な1字。
し‐ぎん【詩吟】
読み下した漢詩に節をつけて吟じるもの。安政(1854〜1860)ころに江戸の昌平黌(しょうへいこう)の書生たちが始めたという。→剣舞(けんぶ)
し‐さく【詩作】
[名](スル)詩を作ること。古くは、特に漢詩を作ること。「感興の赴くままに—する」
し‐せん【詩箋】
漢詩を書くのに用いる紙。罫(けい)や模様のあるものなどが多い。吟箋(ぎんせん)。