かんじさんおんこう【漢字三音考】
江戸中期の語学書。1巻。本居宣長(もとおりのりなが)著。天明5年(1785)刊。日本語の音と、漢音・呉音・唐音の三音について論じたもの。
かんじ‐せいげん【漢字制限】
学習上の負担や実用上の不便を少なくするために、日常生活で漢字の字種・音訓を一定の範囲に限定すること。
かん‐じゅ【漢儒】
1 中国、漢代の儒者。 2 中国の儒学者。また、日本の儒学者。「書遺(かきのこ)したものなどを見れば真実正銘(しょうみょう)の—で」〈福沢・福翁自伝〉
かんじょ【漢書】
中国二十四史の一。前漢の歴史を紀伝体で記した書。80年ころ成立。後漢の班固(はんこ)が撰し、妹の班昭らが補った。本紀13・表10・志18・列伝79の全120巻。後世の史書の模範とされた。前漢書。...
かん‐じん【漢人】
1 漢民族。漢族。 2 中国人。
かん‐すい【漢水】
揚子江の支流。陝西(せんせい)省の秦嶺(しんれい)山脈に源を発し、南東に流れて湖北省の武漢で揚子江に注ぐ。長さ1532キロ。漢江。ハンショイ。
かん‐すうじ【漢数字】
漢字のうち、数を表す字。一・二・三・十・百・千・万・億・兆など。壱(一)・弐(二)・参(三)・肆(四)・伍(五)・陸(六)などの文字を用いることもある。→大字(だいじ) →アラビア数字 →ローマ数字
かん‐せき【漢籍】
中国の書物。中国人によって書かれた漢文形態の書物。漢書。からぶみ。
かんせき‐か【漢籍家】
漢学者。
かんせき‐よみ【漢籍読み】
1 返り点や送り仮名をつけて漢文を読む方法。漢書読み。からぶみよみ。 2 漢文訓読に慣用される独特の語法。漢書読み。 3 漢籍をよく読む人。漢学者。