けし‐つぼ【消し壺】
「火消し壺」に同じ。
こ‐がしら【小頭】
大頭(おおがしら)の下に属し、小集団をまとめる長。「火消しの—」
さしこ‐ばんてん【刺(し)子半纏】
刺し子で作った半纏。火消しの法被(はっぴ)などに用いた。
じょう‐びけし【定火消し】
江戸幕府の職名。若年寄の支配に属し、江戸市中の消防にあたった。万治元年(1658)4組を設置、のち、10組となった。十人火消し。寄合火消し。火消し役。
すみ‐つぼ【炭壺】
炭火などを入れ、密閉して消すための壺。火消し壺。
だいみょう‐ひけし【大名火消し】
江戸時代、幕府から火消し役を命じられた大名所管の消防団。江戸城や寛永寺・増上寺など市内の要所の防火に当たり、衣装の美を競い、家名を惜しんで勇敢に働いた。→定(じょう)火消し →町火消し
てこ‐の‐しゅ【手子の衆/梃の衆】
1 手助けをする者。鍛工・土工・石工などの下働き。手子。てこのしゅう。「鳶(とび)の衆—ああ御造作お物入り」〈浄・扇八景〉 2 江戸時代、大名抱えの火消し人足。
とび‐の‐もの【鳶の者】
《鳶口(とびくち)を持つところから》土木・建築工事に従事する人。また、その職業。江戸時代は町火消し人足を兼ねた。鳶職。とび。
どうぐ‐もち【道具持(ち)】
1 道具を多く持っていること。また、その人。 2 武家で、槍持ちのこと。 3 火消しのうち、纏(まとい)持ちのこと。
ねこ‐ずきん【猫頭巾】
江戸時代に、火消しが火事場でかぶった頭巾。火の粉や熱風を防ぐためのもので、紺木綿の綿入れで刺子をしたもの。