か‐てん【火点】
1 機関銃などの自動火器を備えた陣地。 2 《「出火点」の略》火事の、出火した場所。
かてんのしろ【火天の城】
山本兼一の歴史小説。城大工の視点から、天下の名城と呼ばれた織田信長の安土城築城を描く。平成16年(2004)刊行。第11回松本清張賞受賞。
か‐でん【火田】
朝鮮半島北部の山岳地帯で多く行われた焼き畑。山野を焼き払い、その跡に雑穀を耕作し、地力が尽きると他へ移る。
かでん‐みん【火田民】
火田を耕作する農民。
か‐と【火斗】
1 火を運ぶ器具。十能。 2 火のし。
か‐とう【火灯/瓦灯】
《「がとう」とも》 1 灯火をともす陶器製の器具。方形で、上が狭く下が広い。 2 「火灯窓」の略。 3 「火灯口」の略。 4 「火灯額(びたい)」の略。「額際を—に取って」〈浮・一代女・四〉
かとう‐がき【火灯垣】
火灯形の出入り口をつけた垣。路地口・中庭などに竹や葦(よし)で作る。
かとう‐がた【火灯形】
火灯1のように上が狭く下の広がった形。上部が尖頭(せんとう)アーチ形のものをいうことが多い。
かとう‐ぐち【火灯口】
1 壁面などに設ける火灯形の出入り口。特に、茶室の出入り口の形式の一。鴨居や方立(ほうだて)を使わず、一般には上をアーチ状に丸く塗り固めたもの。給仕口や茶道口によく使われる。 2 歌舞伎の大道具...
かとう‐びたい【火灯額】
近世、女の額ぎわの形の名。火灯形の額ぎわ。富士額。雁金額(かりがねびたい)。