ひ‐だこ【火胼胝/火斑】
火に長くあたったときに皮膚にできる、赤いまだらの模様。
ひ‐だすき【火襷】
無釉(むゆう)の陶器にたすきを回したような茜(あかね)色の線状の現れたもの。焼成中に他の器と接解するのを避けるために用いた藁(わら)が、器肌に焼きついて自然に現れたのに始まる。備前焼の特色をなし...
ひ‐だね【火種】
1 火をおこす種とする火。「—を絶やす」 2 事件・騒動などの起こる原因となるもの。「内紛の—をかかえる」
ひ‐だま【火玉】
1 小さな火のかたまり。特に、キセルの火皿に残った火のかたまり。「灰吹きに—を落とす」 2 空中を飛ぶ球状の怪火。火の玉。
ひ‐だるま【火達磨】
1 全身に火がついて燃えあがること。また、その状態の人。「—の演技に挑むスタントマン」 2 不祥事などで、各方面から激しい批判を浴びること。また、信念のため、反対派からの批判を敢えて受けること。...
ひ‐つき【火付き】
火が燃えつくぐあい。火のつきぐあい。「—のいい炭」
ひ‐つぎ【火継】
出雲国内諸社の祭祀をつかさどる出雲国造(いずものくにのみやつこ)の代替わりの際、国造家伝来の火鑽臼(ひきりうす)と火鑽杵(ひきりぎね)を用いて神火を受け継ぐ儀式。火継の神事。
ひ‐つけ【火付け】
家などに火をつけること。放火。また、その犯人。
ひつけとうぞく‐あらため【火付盗賊改】
江戸幕府の職名。若年寄に属し、江戸市中を巡回して、放火・盗賊・ばくち打ちなどの取り締まりや検挙にあたった。火方(ひかた)。火盗(かとう)改。
ひつけ‐やく【火付け役】
火をつける役。転じて、事件・論議などのきっかけをつくる役。また、その人。「ブームの—」