ひ‐づくり【火造り】
金属を加熱して可塑性(かそせい)をもたせ、必要な形につくり上げること。また、その作業。鍛造(たんぞう)。
ひ‐づつ【火筒】
1 銃砲。ほづつ。 2 汽鑵。ボイラー。
ひ‐づと【火苞】
山野・田畑などで、蚊やブユを防ぐためにいぶす、わらや草木の根などを束ねたもの。
ひ‐とぼし【火点し】
「ひともし」に同じ。
ひ‐ともし【火点し】
1 灯火をともすこと。火とぼし。 2 「火点し頃(ごろ)」の略。 3 火をたく係の人。「—の聡(さと)きことを美(ほ)め給ふ」〈景行紀〉
ひともし‐ごろ【火点し頃】
明かりをともす時刻。夕暮れ。
ひ‐とり【火取り/火採り】
1 香をたきしめるのに用いる香炉。漆器の中に銀や銅または陶器で作った炉を置き、上から銀・銅のかごで覆ったもの。火取り香炉。 2 おこした炭火などを運ぶのに使う道具。 3 「火取りの童(わらわ)」の略。
ひとり‐かご【火取り籠】
火取り1の上にかぶせる金網状のかご。衣服を掛けて乾かしたり香をたきしめたりする。
ひとり‐が【灯蛾/火取蛾】
鱗翅(りんし)目ヒトリガ科の昆虫。翅(はね)の開張6センチくらい。前翅は黒茶褐色の地に白いすじ模様があり、後ろ翅は赤い地に黒色の円紋が点在する。夏に出現し、夜行性でよく灯火に飛来。幼虫は赤褐色の...
ひとり‐の‐わらわ【火取りの童】
五節(ごせち)の舞姫が参入するときに、火取り1を持って先に立つ童女。