ひのやま【火の山】
津島佑子の長編小説。富士山麓に住む有森家の5代にわたる物語。平成10年(1998)刊行。同年、第34回谷崎潤一郎賞、第51回野間文芸賞受賞。副題は「山猿記」。
ひ‐の‐やまい【火の病】
高熱の出る病気。熱病。「清盛入道は—と申す難病に冒され」〈浄・孕常盤〉
ひ‐の‐ようじん【火の用心】
火事を出さないように、火の元に注意すること。
ひ‐ばかり【火計】
《火だけは日本のもの、の意》唐津焼・薩摩焼などで、文禄・慶長の役後に渡来した朝鮮の陶工が、朝鮮の陶土・釉(うわぐすり)を用いて焼いた陶器。
ひ‐ばこ【火箱】
炉の底にする箱。また、行火(あんか)や足焙(あしあぶ)りなどのこと。
ひ‐ばさみ【火挟み】
火縄銃の部品の一。火縄を保持するとともに、引き金と連動して、その火を火皿につけるための装置。
ひ‐ばし【火箸】
炭火などを挟むための金属製の箸。
ひ‐ばしら【火柱】
柱のように空中に高く燃え上がった炎。「ガス爆発で—が立つ」
ひ‐ばち【火鉢】
灰を入れ、中に炭火をおこして、暖房や湯沸かしなどに用いる道具。「—にあたる」「長—」《季 冬》「客去って撫(な)づる—やひとり言/嘯山」
ひ‐ばな【火花】
1 細かく飛び散る火。火の粉。 2 石や金属などが激しくぶつかって瞬間的に発する火。 3 放電の際に発する光。スパーク。