ひ‐まつり【火祭(り)】
1 火災のないように祈る祭り。鎮火祭。 2 出雲(いずも)大社で、毎年元日に行われる神事。上代から伝えられた火鑽臼(ひきりうす)・火鑽杵(ひきりぎね)を祭る。 3 火をたいて神を祭る行事。8月2...
ひ‐みず【火水】
1 火と水。水火(すいか)。 2 ひどく仲が悪いこと。「—の仲」 3 勢いの激しいこと。「—の勝負を決せんと」〈浄・近江源氏〉 4 火に焼かれ水におぼれる苦痛。「此の場において—の拷問にかけ」〈...
ひ‐もち【火持(ち)/火保ち】
炭火などの火が長い時間消えないでいること。「—のいい炭」
ひ‐もと【火元】
1 火を使う所。火のもと。 2 火事を出した家。出火した場所。 3 事件・騒ぎなどを引き起こすもととなった人。「うわさの—」
ひもと‐み【火元見】
江戸時代、将軍または藩主の命を受けて火事現場に出向き、火元の状況を見届けて報告する役。
ひ‐や【火屋】
火葬場。焼き場。「かはらやに—といふものつくるを見て」〈和泉式部集・上・詞書〉
ひ‐や【火矢/火箭】
1 火をつけて放つ矢。 2 火薬をしかけて発射する火器。棒火矢・石火矢など。
ひ‐よけ【火除け】
1 火事の延焼を防ぐこと。また、そのためのもの。 2 火炎を防ぐ神符。火伏せ。
ひよけ‐ち【火除け地】
江戸時代、江戸において火事の延焼を防ぐため、また、避難所として設けた空き地。特に享保期(1716〜1736)に多数設定された。
ひ‐わたり【火渡り】
修験道の行者などが燃えている火の上を呪文(じゅもん)を唱えながらはだしで渡る術。