むじょう‐の‐かぜ【無常の風】
人の生命を消滅させる無常の理法を、花を散らし灯火を消す風にたとえていう語。「—に誘はれ、ただいま冥土へ赴く」〈虎明狂・朝比奈〉
むじん‐とう【無尽灯】
1 油皿の油が減ると自然に補給され、燃え続けるように作られた灯明台。 2 仏の教えが次々と伝わって尽きないことを、一つの灯火が無数の灯火になることにたとえていう語。 3 仏前などに昼夜分かたずと...
むすび‐とうだい【結び灯台】
3本の丸棒をひもで結び、上下を開いて立て、上に油皿を置いて火をともすもの。宮中での夜間公事などに際して用いられた。竹の灯火(ともしび)。
む‐とう【無灯】
暗いのに灯火をつけないこと。無灯火。「—の自転車」
めい‐が【螟蛾】
鱗翅(りんし)目メイガ科の昆虫の総称。翅(はね)の開張1〜2センチくらい。体は細長く、翅は体のわりに大きく、足は細い。夜行性で灯火によく集まる。種類が非常に多く、幼虫はさまざまな植物を加害し、大...
めい‐めい【明明】
[形動][文][ナリ]はっきりしていて疑わしいところのないさま。「軽蔑の意を—に発表すべしというが」〈蘆花・思出の記〉 [ト・タル][文][形動タリ] 1 たいそう明るいさま。「田圃遥かに灯...
や‐が【夜蛾】
鱗翅(りんし)目ヤガ科の昆虫の総称。体は太く、翅(はね)は比較的小さく、一般にくすんだ色や模様をもち、翅を閉じると保護色となる。夜行性で灯火によく集まる。アケビコノハ・タマナヤガ・ヨトウガ・キシ...
闇夜(やみよ)の提灯(ちょうちん)
「闇夜の灯火(ともしび)」に同じ。
ゆうが‐とう【誘蛾灯】
昆虫の光に集まる性質を利用し、ガなどの害虫を誘い寄せて駆除する灯火。
よ‐えい【余映】
日が沈んだり、灯火が消えたりしたあとに残った輝き。余光。残光。「落日の—」