いっ‐しゅ【一炷】
1 香をひとたきくゆらせること。また、その香。 2 1本の灯心。
いっ‐すい【一穂】
1 1本の穂。 2 炎・煙などを穂に見立てていう語。「獄内には—の灯(ともしび)だも無ければ」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
いぬぼう‐さき【犬吠埼】
《「いぬぼうざき」とも》千葉県銚子市にある岬。太平洋に突出し、突端の崖上に日本最初の回転式灯台がある。犬吠岬。
命(いのち)は風前(ふうぜん)の灯(ともしび)の如(ごと)し
《「法苑珠林」の「命は風中の灯の如し」から》危険が身に迫っていることのたとえ。また、人生のはかないことのたとえ。
いり‐あい【入相】
1 日が山の端に入るころ。日の暮れるころ。たそがれ時。夕暮れ。「—の座敷に電灯の点(つ)いた時」〈鏡花・眉かくしの霊〉 2 「入相の鐘」の略。
いり‐かわ・る【入り代(わ)る/入り替(わ)る】
[動ラ五(四)]「入れ代わる」に同じ。「あの年増めを見送って、—・ってくるは若いのか」〈鏡花・歌行灯〉
いりざき【西崎】
与那国島の西端にある岬。周囲は断崖で、西埼(いりさき)灯台がある。
い・る【射る】
[動ラ五(四)]「い(射)る」(上一)に同じ。近世江戸語以降の用法。「灯(ひ)の光り闇を破りて遥(はるか)に身を—・り」〈露伴・いさなとり〉
イルミネーション【illumination】
色とりどりの電灯をつけて飾ること。電飾。電光飾。
いろう‐ざき【石廊崎】
静岡県、伊豆半島南端の岬。海食を受けた断崖が続く。灯台・石室(いろう)神社がある。石室崎。