かくねんりょうサイクル‐かいはつきこう【核燃料サイクル開発機構】
高速増殖炉を中心とした核燃料サイクル技術の開発・実用化を目的に、平成10年(1998)に動力炉・核燃料開発事業団を改組し設立された特殊法人。平成17年(2005)日本原子力研究所と統合し、日本原...
かくねんりょう‐ぜい【核燃料税】
原子力発電所がある地方公共団体が、原子炉に挿入された核燃料の価額など基準として、原子炉の設置者に対して課する法定外普通税。 [補説]発電用原子炉以外に、再処理施設がある茨城県では核燃料等取扱税を...
かくのう‐ようき【格納容器】
⇒原子炉格納容器
かくのうようき‐スプレーそうち【格納容器スプレー装置】
原子炉の安全設備の一。原子炉格納容器内の圧力が異常に上昇した場合に、格納容器の破損を避けるために、格納容器内に水を散布し、内部の圧力・温度を抑制する装置。沸騰水型原子炉では格納容器スプレー冷却系...
かくのうようき‐スプレーれいきゃくけ【格納容器スプレー冷却系】
沸騰水型原子炉の安全設備の一。冷却材喪失事故が発生した場合に、原子炉格納容器の破損を避けるために、圧力抑制プールの水を原子炉格納容器内で霧状に散布し、格納容器内の温度・圧力を下げるとともに気体状...
かくぶんれつ‐れんさはんのう【核分裂連鎖反応】
外から中性子の供給を受けることなく、核分裂反応が連続して起こる現象。ウランやプルトニウムなどの核分裂性物質は、原子核が中性子を1個吸収して核分裂を起こし、2〜3個の中性子を放出する。この中性子が...
かくゆうごう‐せき【核融合積】
核融合炉の炉心におけるプラズマの温度、密度、閉じ込め時間の三つの量の積。核融合プラズマの指標であり、高温のプラズマを高密度で一定時間閉じ込め続けるため、核融合積の値が満たすべき条件が決まる。核融...
かくゆうごう‐はつでん【核融合発電】
核融合で発生した熱エネルギーを利用する発電。燃料となる重水素は海水から取り出すことができ、発電時に二酸化炭素を排出しない。また、原子力発電に比べて使用済み核燃料の放射能レベルが低く、原理的に核分...
かくゆうごう‐ろ【核融合炉】
高温のプラズマを閉じ込めて熱核融合反応を維持し、発生する大きなエネルギーを発電などに利用できるようにする装置。磁場を用いてプラズマを閉じ込める磁気核融合炉とレーザー光線で超高密度のプラズマを発生...
かこく‐じこ【過酷事故】
原子力発電所などの原子炉施設において、設計時に考慮した範囲を超える異常な事態が発生し、想定していた手段では適切に炉心を冷却・制御できない状態になり、炉心溶融や原子炉格納容器の破損に至る事象。シビ...