ゆうき‐こうぶつ【有機鉱物】
有機物だが慣例的に鉱物と扱われるもの。琥珀(こはく)、石炭、石油など。
ゆうき‐こうぶんし【有機高分子】
炭素を含む高分子の総称。たんぱく質・核酸・多糖類などの天然高分子(生体高分子)、ナイロン・ビニロン・合成ゴムなどの合成高分子に分類される。⇔無機高分子。
ゆうき‐しょくばい【有機触媒】
低分子有機物の触媒。金属元素を含まず、炭素・水素・酸素・窒素などからなる。金属触媒に比べて安価で、環境負荷が小さいものが多い。酵素と異なり、高温や酸性の下でも利用できる。主に不斉合成を制御する有...
ゆうきすいぎん‐かごうぶつ【有機水銀化合物】
アルキル基やアリール基などの炭素原子と水銀が結合した有機金属化合物の総称。水俣病の原因となったメチル水銀、農業用殺菌剤として使用された酢酸フェニル水銀、殺菌・消毒剤として用いられるメルブロミン(...
ゆうきすいぎん‐ざい【有機水銀剤】
炭素と水銀とが直接結合している化合物を主体とする薬剤。農薬・殺虫剤・殺菌剤・消毒剤などに用いられるが、人畜に対しても毒性が強いため、使用禁止となったものが多い。
ゆうき‐ちょうでんどうたい【有機超伝導体】
超伝導を示す有機化合物。低温などの特別な条件の下、電気抵抗が零になる性質を示す。ドナーとアクセプターが規則正しく配列した分子性結晶が多い。炭化水素分子の結晶にカリウムやルビジウムなどのアルカリ金...
ゆう‐ざい【融剤】
化学分析や冶金(やきん)・窯業で、融解しにくい物質をとけやすくするために加える物質。氷晶石・炭酸ナトリウムなどが用いられる。溶剤。
ゆうせつ‐ざい【融雪剤】
積雪を溶かすために道路や農地などにまく薬剤。炭などのように太陽熱を集めるものと、雪と混ざることにより雪が融けやすくなる塩化カルシウム・尿素系・窒素系の薬剤とがある。大量の使用による鉄筋・鉄骨の腐...
ゆうばり【夕張】
北海道中部の市。夕張山地の西麓域にある。夕張炭田の炭鉱町として発展したが、閉山により、一時は10万を超えた人口も著しく減少。現在はメロンの産地。人口1.1万(2010)。
ゆうばり‐たんでん【夕張炭田】
北海道、石狩炭田の南半部を占める炭田。夕張岳などの西麓にある。明治21年(1888)発見以来、良質の瀝青炭(れきせいたん)を産出した。平成2年(1990)閉山。