てん‐ざん【点竄】
1 文章の字句を直すこと。添削。 2 「点竄術」の略。
てんざん‐じゅつ【点竄術】
和算の一。江戸時代、関孝和(せきたかかず)が中国の天元術を改良して作り出した筆算式の代数術。点竄。
てん‐しき【点式】
1 俳諧で、点者が評点をつける方式。主として引き墨・点印を用いる。 2 茶会で客をもてなす作法。
てん‐しゅうごう【点集合】
平面上または空間内における、ある性質をもった点の集まり。一般に、一つの集合を空間、その要素を点と考えたときの、その部分集合。
てん‐しゅつ【点出】
[名](スル)画面に目立つように描き出すこと。目立つように現し示すこと。「湖岸風景に洋風の家を—する」「思い掛けない場所の名前が突然夫人の口から—された」〈漱石・明暗〉
てん‐しん【点心】
《「てんじん」とも》 1 昼食の前に、一時の空腹をいやすためにとる軽い食事。転じて、禅家で、昼食のこと。 2 茶会などの茶請(ちゃうけ)。茶菓子。 3 中国料理で、食事代わりの軽い食物。また、料...
てんしん‐さい【点心債】
中国以外の政府・企業などが、香港で人民元建てで発行する債券。中華料理の点心になぞらえた愛称。→パンダ債
てん‐じ【点字】
紙面に突起した点を一定の方式で組み合わせて表した、盲人用の一種の表音文字。2行3段計6個の点によって示し、指先で突起に触れて読む。1829年フランスの盲人ルイ=ブライユが考案。日本のものは明治2...
てん‐じ【点耳】
[名](スル)耳に薬液をたらすこと。「—薬」
てんじ‐ざい【点耳剤】
外耳炎・中耳炎などの治療のために、耳孔に用いられる液剤。点耳薬。