てん‐きゅう【天球】
地球上の観測者を中心とする半径無限大の仮想の球面。すべての天体がこの球面上にのっていると考える。 [補説]書名別項。→天球
とくい‐てん【特異点】
1 曲線・曲面上で、接線や接平面が存在しないか二つ以上ある点。 2 重力の固有の大きさが無限大になってしまう点。ブラックホールは宇宙の特異点である。時空の特異点。 3 ⇒技術的特異点
とくいてん‐ていり【特異点定理】
物理的に妥当な状況(空間におけるエネルギーが正など)を考えると、一般相対性理論が破綻(はたん)する密度または時空の曲率が無限大となる特異点が存在すること。たとえばブラックホールの内部には特異点が...
ナン【NaN】
《not a number》コンピューターのプログラミング言語で数値計算をする際に、正常な演算結果が得られなかったことを示す数値表現。0(ゼロ)で除算したり、演算に∞(無限大)が含まれたりすると...
はだか‐の‐とくいてん【裸の特異点】
物理学における相対性理論に基づいた概念の一つ。事象の地平線に囲まれていない特異点のこと。ブラックホールの内部には、密度または時空の曲率が無限大となる特異点が存在すると考えられるが、事象の地平線を...
はっ‐さん【発散】
[名](スル) 1 内部にたまったものが外部へ散らばって出ること。また、外部へ散らばり出ること。「ストレスを—させる」 2 一点から出た光が広がって進むこと。 3 数学で、無限数列・無限級数や関...
ふてい‐けい【不定形】
1 形や様式が定まっていないもの。 2 式の形が零と無限大との積などの形をしていて、値が定まらないもの。
むげん‐えん【無限遠】
《infinity》写真撮影において、被写体の距離が非常に遠方にあること。ピントを合わせるには、レンズの距離目盛を∞(無限大)にする。
むげん‐しょう【無限小】
1 限りなく小さいこと。 2 数学で、変数が限りなく零に近づくこと。また、その変数。⇔無限大。
むげん‐わ【無限和】
無限級数の和。数列anに対し、第n項までの和をSnと定義する。もし、nが無限大のとき、SnがSに収束した場合、無限和はSとなる。