む‐しかく【無資格】
[名・形動]資格をもたないこと。また、そのさま。「—な(の)人」
む‐しき【無識】
見識や知識のないこと。「肴の切身の値段になると…全く—であった」〈漱石・門〉
むしき‐かい【無色界】
仏語。三界の一。色界の上にあり、肉体・物質から離脱して、心の働きである受・想・行・識の四蘊(しうん)だけからなる世界。さらに四天に分けられ、その最上の非想非非想天を有頂天ともいう。
む‐しけん【無試験】
試験をしないこと。試験を受ける必要がないこと。「—で入学する」
むしけん‐けんてい【無試験検定】
特定の資格がある者に対して、試験をしないで検定を受けた扱いをすること。
むし‐こうごう【無始曠劫】
始めがわからないほどの遠い過去。「妻子といふものが、—よりこのかた生死に流転するきづななるがゆゑに」〈平家・一〇〉
むしこうせい‐アンテナ【無指向性アンテナ】
《omnidirectional antenna》指向性をもたないアンテナ。電波の送受信で、全方向に対して同等の強度・感度をもつものを指す。無線LANなどで使用される。オムニアンテナ。→指向性アンテナ
むし‐こんちゅう【無翅昆虫】
無翅亜綱の昆虫の総称。本質的に翅(はね)をもたず、原始的で、無変態。トビムシ・カマアシムシ・シミなどが含まれる。無翅類。⇔有翅昆虫。
むしにゅうこけい‐ぶん【無脂乳固形分】
牛乳に含まれる、乳脂肪分以外の固形成分。たんぱく質・糖質・ビタミン・ミネラルなど。SNF(solids-not-fat)。
むし‐ぶんれつ【無糸分裂】
細胞分裂の際に核の中に紡錘体や染色体などが形成されることなく、核が単純にくびれて2分裂される分裂法。有糸分裂に対していい、変性した細胞の退行現象とされる。直接分裂。