やけ‐の【焼け野】
1 野焼きをしたあとの野。また、野火で焼けた野。焼け野原。《季 春》「川越えて鳥の見てゐる—かな/闌更」 2 「焼け野原1」に同じ。
やけの‐が‐はら【焼け野が原】
「焼け野原1」に同じ。
焼(や)け野(の)の鴉(からす)
もともと色の黒いものがさらに黒く見えることのたとえ。
焼(や)け野(の)の雉(きぎす)夜(よる)の鶴(つる)
《すんでいる野を焼かれたキジが自分の命にかえてもその子を救おうとし、また、寒い夜に鶴が自分の羽でその子を暖めるところから》親が子を思う情の深いことのたとえ。
やけ‐のはら【焼け野原】
1 一面に焼けて荒れはてた地域。「大火で一面—になった」 2 「焼け野1」に同じ。《季 春》