すがた‐やき【姿焼(き)】
魚などを、もとの姿をくずさずに焼きあげること。また、その料理。
すき‐やき【鋤焼(き)】
牛肉を豆腐やネギなどと一緒にたれで煮焼きしながら食する鍋料理。関東では牛鍋(ぎゅうなべ)ともよばれた。名は、鋤を鍋の代用にしたからとも、肉をすき身にして焼くところからともいう。《季 冬》「—の香...
すぎ‐やき【杉焼(き)】
魚肉や貝、野菜などを杉板の箱に詰めて焼き、杉の香りを移した料理。折(へ)ぎ焼き。《季 冬》
すぐ‐やき【直焼(き)】
刃文(はもん)を直線的に表し出す日本刀の焼き入れ方。乱れ焼きなどに対していう。
すさ‐やき【須佐焼】
山口県萩市須佐地区から産した陶器。萩焼に先立つ16世紀末に開窯。青釉(せいゆう)を用いたものに優品が多い。
すずめ‐やき【雀焼(き)】
1 雀を、たれをつけて焼いたもの。 2 背開きにした小鮒(こぶな)を串(くし)に刺し照り焼きにしたもの。
すみ‐やき【炭焼(き)】
1 木を蒸し焼きにして木炭をつくること。また、その人。「—小屋」《季 冬》「—の顔洗ひ居る流かな/鳴雪」 2 炭火で焼くこと。また、その料理。「—ステーキ」「—コーヒー」
す‐やき【素焼(き)】
1 陶磁器を釉(うわぐすり)を施して本焼きする前段階として、成形・乾燥を終えた生素地(なまきじ)のものを低温で焼くこと。 2 釉を施さずに焼いた陶磁器。白焼(しらや)き。「—の祭器」 3 魚肉な...
せと‐やき【瀬戸焼】
愛知県瀬戸市およびその付近で作られる焼き物の総称。鎌倉時代、加藤景正(かとうかげまさ)が、宋から施釉陶器の技法を伝えたのが創始とされる。室町末期ごろまでのものは古瀬戸とよばれ、主に唐物(からもの...
せり‐やき【芹焼(き)】
1 熱した石の上に芹をのせ、覆いをして蒸し焼きにした料理。《季 冬》 2 油でいためた芹を、鳥肉などと煮た料理。